1
00:00:17,767 --> 00:00:22,439
パスタ作りに何が必要かを
知る人はほとんどいない

2
00:00:25,483 --> 00:00:27,193
体に負担がかかる

3
00:00:30,113 --> 00:00:32,323
ずっと立ったまま

4
00:00:33,616 --> 00:00:36,995
何度も繰り返し
手で作り続ける

5
00:00:37,078 --> 00:00:40,874
何千回も手でこね続けるんだ

6
00:00:46,337 --> 00:00:50,258
関節が悲鳴を上げる
重労働だよ

7
00:00:52,093 --> 00:00:53,678
だからこの道を選んだ

8
00:01:00,685 --> 00:01:04,230
物事の熟達に
時間をかけようとする人が

9
00:01:04,814 --> 00:01:06,941
どんどん減っている

10
00:01:18,078 --> 00:01:21,164
難しいことに挑戦したかった

11
00:01:26,544 --> 00:01:27,670
それがこれだ

12
00:01:29,214 --> 00:01:30,131
決して…

13
00:01:31,549 --> 00:01:33,093
後悔したことはない

14
00:02:31,651 --> 00:02:34,904
シェフのテーブル: ヌードル

15
00:02:39,742 --> 00:02:44,581
カリフォルニア
ロサンゼルス

16
00:02:46,207 --> 00:02:49,878
ロサンゼルスは
世界有数の食の都市だ

17
00:02:50,920 --> 00:02:52,172
でもグルテンが理由で
パスタは好まれない

18
00:02:52,172 --> 00:02:54,299
でもグルテンが理由で
パスタは好まれない
ジェフ･ゴーディニア

19
00:02:54,299 --> 00:02:54,382
でもグルテンが理由で
パスタは好まれない

20
00:02:54,382 --> 00:02:56,509
でもグルテンが理由で
パスタは好まれない
エスクァイア誌
編集協力者

21
00:02:57,760 --> 00:03:02,473
意外なことに
そんなグルテン嫌いの街に

22
00:03:02,557 --> 00:03:05,185
世界有数のパスタ職人がいる

23
00:03:09,564 --> 00:03:14,777
エヴァン･ファンキは
最も困難な道を選んだ職人だ

24
00:03:15,695 --> 00:03:20,700
機械を使わず
手作業でパスタを作る

25
00:03:21,201 --> 00:03:23,536
すべてを手で行うんだ

26
00:03:24,662 --> 00:03:26,289
完璧さが求められる

27
00:03:29,667 --> 00:03:33,171
〝ファンキ〞
彼のレストランの
“ファンキ”に行けば

28
00:03:33,254 --> 00:03:37,884
彼が生地を伸ばしているのが
見られる

29
00:03:38,885 --> 00:03:42,096
その姿は畏敬の念を抱かせる

30
00:03:43,598 --> 00:03:49,145
彼が作っているパスタを
すぐに食べることができる

31
00:03:49,646 --> 00:03:51,272
すごいことだよ

32
00:03:52,774 --> 00:03:53,650
ラザニア

33
00:03:55,109 --> 00:03:57,111
タリアテッレ･ボロネーゼ

34
00:03:58,238 --> 00:03:59,948
ブロードのトルテッリーニ

35
00:04:00,740 --> 00:04:02,951
すごいこだわりだよ

36
00:04:03,785 --> 00:04:08,081
パスタ作りを彼に教えた人に
彼は敬意を示している

37
00:04:09,624 --> 00:04:14,254
彼はパスタを
手作業で作ることを

38
00:04:14,337 --> 00:04:15,922
伝統だと考えている

39
00:04:16,005 --> 00:04:20,551
そして彼は
その伝統を引き継いでるんだ

40
00:04:21,761 --> 00:04:23,388
美しい光景だよ

41
00:04:24,681 --> 00:04:26,140
味も最高だ

42
00:04:35,191 --> 00:04:40,113
“トラットリア･
ダ･アメリーゴ”

43
00:04:46,119 --> 00:04:49,289
〈若者は
手で生地を作らない〉

44
00:04:51,082 --> 00:04:53,626
〈みんな 機械を使う〉

45
00:04:54,877 --> 00:04:57,505
〈だから違うのよ〉

46
00:04:58,006 --> 00:05:00,550
〈ああ　手作りとは違う〉

47
00:05:02,510 --> 00:05:04,971
小麦粉と卵を混ぜ合わせ

48
00:05:06,723 --> 00:05:08,516
１つにする

49
00:05:11,477 --> 00:05:13,271
単なるパスタではない

50
00:05:15,898 --> 00:05:17,233
儀式なんだ

51
00:05:30,496 --> 00:05:35,335
スーパーにあるパスタも
祖先から伝わる形をしてる

52
00:05:36,586 --> 00:05:40,340
かつては小麦と水を使って

53
00:05:41,924 --> 00:05:44,719
女性の手で作られていた

54
00:05:46,637 --> 00:05:48,681
歴史を食べているんだ

55
00:05:52,226 --> 00:05:56,981
今では手作りのパスタが
消えつつある

56
00:06:00,109 --> 00:06:04,364
手作業で作ろうとする
若者は減っている

57
00:06:09,077 --> 00:06:10,787
俺は守りたいんだ

58
00:06:12,038 --> 00:06:14,582
何千年も続く伝統の中で―

59
00:06:15,083 --> 00:06:17,752
１人の小さな伝承者としてね

60
00:06:20,088 --> 00:06:25,426
俺は自分を弟子として
彼女たちにささげたい

61
00:06:26,928 --> 00:06:30,807
非常に特別なものを
彼女たちは与えてくれた

62
00:06:32,892 --> 00:06:38,981
ブロードの
トルテッリーニ

63
00:06:52,078 --> 00:06:53,746
俺はＬＡで育った

64
00:06:54,539 --> 00:06:56,999
父は映画業界にいた

65
00:06:57,500 --> 00:07:02,713
母は尽きることのない愛を
注いでくれた

66
00:07:05,133 --> 00:07:10,430
両親は言った
“好きなことをやりなさい”

67
00:07:11,222 --> 00:07:14,142
“ただ何をするにしても”

68
00:07:14,225 --> 00:07:17,186
“しっかりやりなさい”

69
00:07:20,606 --> 00:07:23,609
音楽やアートが好きな家で

70
00:07:24,527 --> 00:07:27,697
創造的な家庭環境だった

71
00:07:30,241 --> 00:07:34,579
兄のジェンズは
13種類の楽器を独学で学んだ

72
00:07:35,663 --> 00:07:38,458
姉の歌声は最高だった

73
00:07:39,417 --> 00:07:43,671
だけど俺は
何も上手にできなかった

74
00:07:45,381 --> 00:07:49,427
高校時代は最悪だったよ

75
00:07:50,261 --> 00:07:51,304
太っていたし

76
00:07:52,263 --> 00:07:56,267
自意識過剰で
自分に自信がなかった

77
00:08:00,438 --> 00:08:02,857
やりたいことが
分からなかった

78
00:08:06,486 --> 00:08:11,574
小売店で働いたり
マッサージ師をやったりした

79
00:08:12,325 --> 00:08:14,452
ジムでも働いた

80
00:08:15,745 --> 00:08:17,455
いろいろと試したよ

81
00:08:17,955 --> 00:08:21,042
ずっとやりたいことを
探していた

82
00:08:24,712 --> 00:08:27,048
迷子になっていたんだ

83
00:08:37,642 --> 00:08:43,731
〈トロフィエが人気なのは
完璧な形をしてるからよ〉

84
00:08:44,357 --> 00:08:49,278
〈バジルソースが
よく絡まってくれるの〉

85
00:08:50,196 --> 00:08:52,490
〈生地はいい
柔らかくする？〉

86
00:08:52,573 --> 00:08:54,242
〈いいや　完璧だ〉

87
00:08:54,325 --> 00:08:56,077
〈完璧？　分かった〉

88
00:08:56,160 --> 00:08:58,663
〈硬さは調整できる〉

89
00:08:58,746 --> 00:08:59,413
〈必要ない〉

90
00:08:59,497 --> 00:09:00,081
〈そう〉

91
00:09:00,873 --> 00:09:02,500
〈生地を転がして―〉

92
00:09:03,584 --> 00:09:06,754
〈戻す時に押しつけるのよ〉

93
00:09:08,089 --> 00:09:10,550
〈やり方は人によって違う〉

94
00:09:10,633 --> 00:09:13,344
〈私は手のこの部分を使う〉

95
00:09:13,427 --> 00:09:16,222
〈ジュージは？
この辺を使う？〉

96
00:09:19,684 --> 00:09:21,811
形は人によって違う

97
00:09:22,728 --> 00:09:24,146
指紋と同じだよ

98
00:09:25,731 --> 00:09:29,819
ソフィアは
トロフィエを作り続けてきた

99
00:09:30,903 --> 00:09:35,783
今まで見たパスタで
最も美しいもののいくつかは

100
00:09:35,866 --> 00:09:40,496
彼女の手によって
作られたものだった

101
00:09:54,927 --> 00:09:57,888
ソフィアと出会う前は

102
00:09:57,972 --> 00:10:00,600
トロフィエは
難しいと思ってた

103
00:10:01,350 --> 00:10:05,730
コルクスクリューの形に
どうやってするのか？

104
00:10:10,443 --> 00:10:13,070
彼女の作る様子を見ていて―

105
00:10:13,779 --> 00:10:19,702
手のひら全体を使ってると
気づいた

106
00:10:24,040 --> 00:10:27,960
手のひらの付け根から
指先までを使い

107
00:10:28,461 --> 00:10:30,296
短い距離で転がす

108
00:10:37,011 --> 00:10:41,474
エレガントであるけど
暴力的にも見える

109
00:10:44,018 --> 00:10:46,187
サイクロンみたいだ

110
00:10:49,482 --> 00:10:52,526
俺の外見だけを見ると

111
00:10:52,610 --> 00:10:57,031
繊細な物を作る人間とは
誰も思わないだろう

112
00:10:59,075 --> 00:11:03,412
彼女がパスタを作るのを見て
俺のパスタも変わった

113
00:11:04,580 --> 00:11:06,290
もう元には戻らない

114
00:11:16,676 --> 00:11:21,222
トロフィエはどうあるべきか
その考え方を変えてくれた

115
00:11:24,767 --> 00:11:30,064
一つ一つに
彼女の技が込められてる

116
00:11:35,861 --> 00:11:42,743
トロフィエ･アル･
ペスト･ジェノベーゼ

117
00:12:03,097 --> 00:12:04,390
高校卒業後―

118
00:12:04,473 --> 00:12:08,394
自分の人生に
不満を感じていた

119
00:12:11,772 --> 00:12:15,401
当時のカノジョは
料理が上手で

120
00:12:15,901 --> 00:12:17,445
一緒に料理した

121
00:12:18,571 --> 00:12:23,909
彼女に料理が上手だから
料理学校に行けばと言われた

122
00:12:27,037 --> 00:12:28,414
“それはいい”

123
00:12:37,590 --> 00:12:39,133
運んでくれ

124
00:12:39,216 --> 00:12:40,551
ブジアーテ

125
00:12:40,634 --> 00:12:41,719
レモン

126
00:12:41,802 --> 00:12:43,345
タリアテッレ

127
00:12:43,429 --> 00:12:45,347
それからリブステーキだ

128
00:12:46,390 --> 00:12:51,687
料理学校に入って３ヵ月
料理人の仕事を得た

129
00:12:52,980 --> 00:12:57,109
そこは最高の料理人を
輩出した店だ

130
00:13:03,699 --> 00:13:05,534
キッチンには

131
00:13:05,618 --> 00:13:11,540
すさまじいエネルギーと情熱
そして恐怖が充満していた

132
00:13:15,169 --> 00:13:19,423
毎日 みんなが
全速力で働いていた

133
00:13:22,134 --> 00:13:23,928
すごくビビったよ

134
00:13:26,514 --> 00:13:28,891
俺は話に耳を傾け

135
00:13:30,100 --> 00:13:31,727
メモを取った

136
00:13:33,187 --> 00:13:34,188
そして学んだ

137
00:13:35,606 --> 00:13:40,486
頭も体も魂も
すべてをささげたんだ

138
00:13:42,780 --> 00:13:45,074
正気じゃなかったよ

139
00:13:45,991 --> 00:13:50,496
毎日 全力を尽くして
走り続けた

140
00:13:50,579 --> 00:13:51,539
必死にね

141
00:13:53,165 --> 00:13:54,166
最高だったよ

142
00:14:07,847 --> 00:14:09,807
俺はその店を去り

143
00:14:10,891 --> 00:14:16,105
ビバリーヒルズのホテルの
料理長になった

144
00:14:17,606 --> 00:14:20,651
ボローニャ出身のシェフが
経営していた

145
00:14:22,862 --> 00:14:24,947
彼はパスタを作れた

146
00:14:27,283 --> 00:14:29,785
でも何も
教えてくれなかったんだ

147
00:14:31,495 --> 00:14:34,623
だから
本場で学んでやろうと思った

148
00:14:38,878 --> 00:14:44,925
イタリアでパスタ作りを
学べる学校を探して

149
00:14:45,426 --> 00:14:48,262
ラ･ヴェッキア･スクーラ･
ボロネーゼを見つけた

150
00:14:48,762 --> 00:14:52,224
経営者は
アレッサンドラ･スピスニ

151
00:14:52,308 --> 00:14:57,062
彼女は世界最高の
パスタ職人の１人だ

152
00:14:57,146 --> 00:15:01,734
〈生パスタは
ひいおばあさんの発明よ〉

153
00:15:01,817 --> 00:15:04,904
〈少ない出費で
人を喜ばせられる〉

154
00:15:06,113 --> 00:15:09,617
電話で
アレッサンドラと話した

155
00:15:10,117 --> 00:15:12,912
彼女は
“会いましょう”と言った

156
00:15:13,579 --> 00:15:14,413
よかったよ

157
00:15:20,669 --> 00:15:25,090
イタリア
ボローニャ

158
00:15:29,053 --> 00:15:32,640
ボローニャに着いた
言葉は分からなかった

159
00:15:33,307 --> 00:15:35,935
学校のドアベルを鳴らした

160
00:15:36,018 --> 00:15:39,438
ドアを開けて彼女は言った
“ボンジョルノ！”

161
00:15:39,521 --> 00:15:43,525
盛大で陽気な歓迎だったよ

162
00:15:43,609 --> 00:15:45,945
俺は“ここだ”と思ったよ

163
00:15:46,028 --> 00:15:49,657
〈では生地から始めるわよ〉

164
00:15:49,740 --> 00:15:54,620
〈噴水のように
卵を入れる穴を作って〉

165
00:15:56,997 --> 00:16:02,127
アレッサンドラは
温かく教えてくれる

166
00:16:03,545 --> 00:16:07,132
“失敗してもいい
楽しむのよ”

167
00:16:07,216 --> 00:16:08,425
〈調子はどう？〉

168
00:16:08,509 --> 00:16:10,177
〈よさそうね〉

169
00:16:10,260 --> 00:16:13,472
〈失敗したら叱るわよ〉

170
00:16:13,973 --> 00:16:19,853
〈早く学ばないと
人生で何度も失敗するわよ〉

171
00:16:21,438 --> 00:16:24,191
〈生地作りに
必要なのは手よ〉

172
00:16:24,274 --> 00:16:26,402
〈心を込めるの〉

173
00:16:26,485 --> 00:16:28,237
〈生地を感じて〉

174
00:16:29,071 --> 00:16:30,531
〈だから心が必要なの〉

175
00:16:30,614 --> 00:16:34,785
〈小麦粉に卵に空気
そして心よ〉

176
00:16:42,876 --> 00:16:49,508
アレッサンドラは
知識の泉のような存在だった

177
00:16:51,760 --> 00:16:54,972
俺が料理のプロセスに
興味があると

178
00:16:55,055 --> 00:16:57,307
彼女は気づいていた

179
00:16:57,391 --> 00:17:02,229
突然 キッチンで手伝いを
させてくれるようになった

180
00:17:04,189 --> 00:17:07,276
他の人も指導を受けていたが

181
00:17:07,776 --> 00:17:12,531
俺には特別に
注意を向けてくれていた

182
00:17:12,614 --> 00:17:15,576
俺も想像してなかったよ

183
00:17:17,995 --> 00:17:21,206
俺は全身全霊をささげた

184
00:17:43,645 --> 00:17:45,981
手作りのパスタを

185
00:17:46,065 --> 00:17:49,735
これからの
自分の中心にしたかった

186
00:17:55,783 --> 00:18:00,162
でも生地を薄く伸ばすことが
俺は苦手だった

187
00:18:01,455 --> 00:18:05,584
とにかく
麺棒を転がし続けたよ

188
00:18:10,839 --> 00:18:15,302
当時は自分の麺棒を
持っていなかった

189
00:18:17,930 --> 00:18:21,725
アレッサンドラに工房を聞き
買いに行った

190
00:18:22,768 --> 00:18:26,396
工房の中に入ると
木の香りがした

191
00:18:27,272 --> 00:18:30,567
ほこりや機械のにおい

192
00:18:31,443 --> 00:18:32,736
油のにおいもした

193
00:18:33,737 --> 00:18:37,491
そして名工のオッキが現れ

194
00:18:38,033 --> 00:18:39,034
こうした

195
00:18:58,846 --> 00:19:02,307
俺は１つ選び 木を見た

196
00:19:04,143 --> 00:19:06,937
木目がきれいだった

197
00:19:09,898 --> 00:19:12,609
ただの棒じゃないと思ったよ

198
00:19:15,612 --> 00:19:17,739
特別な物だと感じた

199
00:19:42,764 --> 00:19:46,476
毎日 起きてから寝るまで

200
00:19:47,477 --> 00:19:50,606
できる限りのパスタを作った

201
00:19:51,106 --> 00:19:54,610
何度も何度も
生地を作り続け―

202
00:19:56,028 --> 00:19:58,572
リズムを探し続けたんだ

203
00:20:00,490 --> 00:20:04,745
ある日
生地を伸ばしていると

204
00:20:05,913 --> 00:20:07,915
迷いが消えていた

205
00:20:09,750 --> 00:20:12,002
初めて自然に感じたんだ

206
00:20:22,512 --> 00:20:27,142
生地が俺に話しかけてきた

207
00:20:31,146 --> 00:20:33,523
会話ができたんだ

208
00:20:36,526 --> 00:20:39,112
畏敬の念を抱いたよ

209
00:20:42,991 --> 00:20:45,535
悟りでも開いたようだった

210
00:20:52,501 --> 00:20:54,294
新鮮で薄く

211
00:20:57,297 --> 00:20:59,841
強く 均整が取れていて―

212
00:21:02,761 --> 00:21:06,306
そして完璧な生地だった

213
00:21:09,810 --> 00:21:12,062
決定的な瞬間だったよ

214
00:21:13,897 --> 00:21:16,316
“これが俺の目指す姿だ”

215
00:21:43,260 --> 00:21:47,848
ボロネーゼは
ボローニャ料理の基礎だ

216
00:21:48,348 --> 00:21:52,728
そしてアレッサンドラを
最もよく表す料理でもある

217
00:22:05,282 --> 00:22:07,159
俺はそれをつかみたかった

218
00:22:10,037 --> 00:22:13,415
彼女のボロネーゼの
再現となるように

219
00:22:13,498 --> 00:22:17,377
この料理を
作り上げ始めたんだ

220
00:22:19,212 --> 00:22:24,092
重厚で響くような
うまみを持たせたかったが

221
00:22:27,721 --> 00:22:28,764
できなかった

222
00:22:30,015 --> 00:22:33,560
カリフォルニアの牛肉は
干し草の味がする

223
00:22:34,853 --> 00:22:39,483
そこで味の土台として
骨髄を使った

224
00:22:41,860 --> 00:22:44,571
豚の脂肪に骨髄を入れる

225
00:22:47,949 --> 00:22:50,952
次にソフリットを加える

226
00:22:52,579 --> 00:22:55,165
粗びきにした牛肉を入れ

227
00:22:56,166 --> 00:22:59,086
肉汁が出始めたらすぐに

228
00:23:00,045 --> 00:23:01,171
ワインを入れる

229
00:23:02,714 --> 00:23:03,632
そしてトマトだ

230
00:23:05,926 --> 00:23:10,263
最後にブロードを加え
ゆっくりと火にかける

231
00:23:13,183 --> 00:23:16,853
アレッサンドラに
ボロネーゼは作り急ぐなと

232
00:23:17,771 --> 00:23:18,772
教えられた

233
00:23:20,023 --> 00:23:21,733
見守るしかない

234
00:23:23,318 --> 00:23:25,529
めでるしかないと

235
00:23:27,030 --> 00:23:28,490
大好きな料理だ

236
00:23:32,285 --> 00:23:36,998
17年か18年かけて
つかむことができた

237
00:23:53,640 --> 00:23:58,979
タリアテッレ･
アル･ラグー

238
00:24:01,565 --> 00:24:02,649
〈できたわ〉

239
00:24:03,150 --> 00:24:04,025
〈ありがとう〉

240
00:24:08,947 --> 00:24:11,700
〈初めて会った時を
覚えてる？〉

241
00:24:11,783 --> 00:24:15,120
〈全員との出会いを
覚えてるわ〉

242
00:24:15,954 --> 00:24:20,208
〈私のキッチンに入れたのは
あなただけよ〉

243
00:24:20,709 --> 00:24:24,546
〈35年間で
あなただけを許可した〉

244
00:24:26,423 --> 00:24:28,341
イタリアには３ヵ月いた

245
00:24:29,009 --> 00:24:33,680
週に６日
できる限り学校にいた

246
00:24:38,143 --> 00:24:43,565
人間として
開花しているのを感じたよ

247
00:24:47,277 --> 00:24:50,697
アレッサンドラが
ラザニアを作ろうと言った

248
00:24:51,490 --> 00:24:52,991
教えてあげると

249
00:24:54,826 --> 00:24:56,912
〈音楽が聞こえるわ〉

250
00:24:59,414 --> 00:25:01,500
〈麺棒には名前が必要よ〉

251
00:25:01,583 --> 00:25:02,417
アレッサンドラだ

252
00:25:02,501 --> 00:25:06,254
〈女性の名前をつけてるのは
あなただけよ〉

253
00:25:06,338 --> 00:25:07,547
〈そうだよ〉

254
00:25:07,631 --> 00:25:09,424
〈ずっと一緒ね〉

255
00:25:22,062 --> 00:25:25,565
彼女の作り方は美しかった

256
00:25:27,317 --> 00:25:30,570
ベシャメルソースと
ミートソースが

257
00:25:31,988 --> 00:25:35,659
完璧なバランスで
混ざっている

258
00:25:37,661 --> 00:25:42,499
俺が初めて作ることを
彼女は分かっていた

259
00:25:44,251 --> 00:25:47,212
丁寧に
作り方を教えてくれたよ

260
00:25:50,966 --> 00:25:52,884
彼女は伝えたかったんだ

261
00:25:56,012 --> 00:25:59,349
自分が何者か
分からなかったが

262
00:26:01,309 --> 00:26:06,022
ここで自分の人生を
形作るものを見つけられた

263
00:26:07,440 --> 00:26:09,359
パスタ作りの職人だ

264
00:26:09,442 --> 00:26:13,196
〈完璧よ　よくできてるわ〉

265
00:26:14,322 --> 00:26:16,032
去りたくなかった

266
00:26:16,116 --> 00:26:21,705
アメリカから離れて
ボローニャにいたいと思った

267
00:26:33,216 --> 00:26:34,593
でもカネがなかった

268
00:26:49,316 --> 00:26:51,401
ボローニャから戻ると

269
00:26:51,901 --> 00:26:58,033
ロサンゼルスは
恐ろしいほど退屈に思えた

270
00:26:59,534 --> 00:27:01,119
仕事を探して―

271
00:27:02,537 --> 00:27:04,998
ジョシュに会った

272
00:27:05,081 --> 00:27:09,252
苦戦するサンタモニカの
店のオーナーだ

273
00:27:10,378 --> 00:27:14,466
地域に根差した店に
ジョシュはしたがっており

274
00:27:15,342 --> 00:27:16,843
ハンバーガーもあった

275
00:27:22,932 --> 00:27:26,519
俺が最も作りたくない料理だ

276
00:27:29,397 --> 00:27:30,357
でもやるしかない

277
00:27:34,235 --> 00:27:37,864
店を引き継いだ時は
ブルーチーズに

278
00:27:38,531 --> 00:27:39,783
カリカリのベーコン

279
00:27:40,617 --> 00:27:43,536
シスコのパティを使った
失敗作だった

280
00:27:43,620 --> 00:27:47,290
フライパンで焼いていたので
金属の味がした

281
00:27:51,127 --> 00:27:54,255
自分らしいハンバーガーを
作ろうと思った

282
00:27:56,549 --> 00:27:58,885
それで実験を始めた

283
00:28:00,428 --> 00:28:05,517
いいチーズといい肉
いいバンズを見つけて

284
00:28:05,600 --> 00:28:08,728
タマネギをひたすら炒めた

285
00:28:11,731 --> 00:28:14,359
そして怪物が出来上がった

286
00:28:20,740 --> 00:28:23,076
カルト的な人気が出たよ

287
00:28:23,660 --> 00:28:26,538
店の稼ぎ頭になったんだ

288
00:28:28,248 --> 00:28:31,418
成功して
カネを稼げたのはよかった

289
00:28:31,501 --> 00:28:35,839
でもそれは
俺の夢ではなかったんだ

290
00:28:40,927 --> 00:28:42,762
これはハンバーガーだ

291
00:28:44,514 --> 00:28:48,977
パスタを作りたい欲望は
満たされなかった

292
00:28:49,644 --> 00:28:50,895
俺の望みは

293
00:28:51,479 --> 00:28:58,236
手と棒と小麦粉と水だけで
自分を表現することだった

294
00:29:05,285 --> 00:29:06,911
途方に暮れたよ

295
00:29:07,954 --> 00:29:10,623
俺の望む店は存在しなかった

296
00:29:12,625 --> 00:29:14,961
でもビジネスパートナーに
出会って―

297
00:29:15,044 --> 00:29:17,380
道が開けたんだ

298
00:29:19,007 --> 00:29:23,344
俺が求めていたのは
手作りパスタの聖域だった

299
00:29:23,428 --> 00:29:26,765
機械はない
あるのは労働だけだ

300
00:29:30,351 --> 00:29:32,771
俺はコウサクに連絡した

301
00:29:33,730 --> 00:29:38,735
彼はアレッサンドラの
助手をしていたんだ

302
00:29:40,236 --> 00:29:44,491
コウサクは
最高のパスタ職人の１人だよ

303
00:29:46,201 --> 00:29:50,789
集中力のある人間で
修道士のようだった

304
00:30:00,757 --> 00:30:06,471
手作りパスタが
テーマの店を開くと伝えたら

305
00:30:06,554 --> 00:30:10,183
“俺も参加するよ”と
彼は言ってくれた

306
00:30:10,767 --> 00:30:12,685
“やってやろう”と思ったね

307
00:30:20,401 --> 00:30:24,614
俺たちは
毎日 パスタを作った

308
00:30:24,697 --> 00:30:27,867
朝の６時から夜の10時までだ

309
00:30:28,743 --> 00:30:30,620
自由にパスタを作った

310
00:30:31,204 --> 00:30:32,580
コルセッティから

311
00:30:32,664 --> 00:30:35,625
ブジアーテ
トルテッローニ

312
00:30:35,708 --> 00:30:38,044
アニョロッティに
キタッラまで

313
00:30:38,920 --> 00:30:40,338
パスタだけを作った

314
00:30:41,464 --> 00:30:46,386
客に話はしてほしくない
食べることに集中してほしい

315
00:30:47,345 --> 00:30:47,971
食べろ！

316
00:30:51,641 --> 00:30:52,559
そして次を出す

317
00:31:01,192 --> 00:31:07,532
最初の店である
ブカトでの時間は最高だった

318
00:31:13,788 --> 00:31:14,831
準備はいいか？

319
00:31:14,914 --> 00:31:16,207
はい シェフ

320
00:31:16,291 --> 00:31:19,669
オレキエッテを２人前だ

321
00:31:21,337 --> 00:31:23,047
アラビアータが出るぞ

322
00:31:23,131 --> 00:31:23,965
はい

323
00:31:24,465 --> 00:31:26,301
何を持ってきた？

324
00:31:27,677 --> 00:31:28,678
了解だ

325
00:31:31,848 --> 00:31:34,225
ある日 コウサクが言った

326
00:31:34,309 --> 00:31:36,394
“君のパートナーとは
働けない”

327
00:31:36,895 --> 00:31:38,354
“東京に帰る”

328
00:31:38,855 --> 00:31:40,732
“君も気をつけろ”

329
00:31:42,025 --> 00:31:45,153
“何だって？”と思ったよ

330
00:31:45,236 --> 00:31:49,115
“お前なしで
どうすればいい？“

331
00:31:51,117 --> 00:31:56,080
俺はパスタのことだけを
考えてたんだ

332
00:31:56,164 --> 00:31:57,874
タマネギを５番に

333
00:31:57,957 --> 00:31:59,626
だから気づいてなかった

334
00:32:02,003 --> 00:32:04,005
小切手が不渡りになってた

335
00:32:04,589 --> 00:32:08,259
90日も支払いが過ぎてると
業者が言ってきた

336
00:32:08,343 --> 00:32:10,345
信じられなかったよ

337
00:32:13,806 --> 00:32:16,726
レストランに必要な物は

338
00:32:16,809 --> 00:32:22,065
俺が保証人になって
購入していたんだ

339
00:32:22,148 --> 00:32:27,654
食器 グラス 銀食器
酒 食材 乾物など

340
00:32:27,737 --> 00:32:30,615
すべての購入に
俺のサインが入ってた

341
00:32:31,908 --> 00:32:34,494
投資家の１人と会った

342
00:32:34,994 --> 00:32:40,959
そのビジネスパートナーから
すぐに離れろと言われたよ

343
00:32:42,210 --> 00:32:43,544
“今すぐに”と

344
00:32:44,545 --> 00:32:47,090
俺は関係解消の手紙を作り

345
00:32:47,590 --> 00:32:49,801
パートナーに送った

346
00:32:49,884 --> 00:32:52,553
すると
事態がめちゃくちゃになった

347
00:32:52,637 --> 00:32:54,514
何度も電話が来た

348
00:32:55,390 --> 00:32:58,059
“話し合おう　やり直せる”

349
00:33:00,019 --> 00:33:01,646
状況は悪化し始めた

350
00:33:06,734 --> 00:33:08,861
俺は没頭しすぎていた

351
00:33:11,531 --> 00:33:14,951
毎日のパスタ作りに
集中しすぎて―

352
00:33:17,245 --> 00:33:20,957
技術のことしか
見ていなかったんだ

353
00:33:23,084 --> 00:33:27,630
何が起こっているのかを
気にかけてなかった

354
00:33:28,506 --> 00:33:33,678
そして完全に
ヘマをしてしまったんだ

355
00:33:34,721 --> 00:33:36,806
破産弁護士に連絡を取った

356
00:33:36,889 --> 00:33:38,099
彼は言った

357
00:33:38,933 --> 00:33:42,645
“エヴァン
君の負債は350万ドルだ”

358
00:33:44,188 --> 00:33:46,357
破産するしかなかったよ

359
00:34:01,789 --> 00:34:05,543
ブカトは
彼の夢のレストランだった

360
00:34:06,627 --> 00:34:09,756
手作りパスタの聖域だ

361
00:34:11,299 --> 00:34:13,051
だが店は倒産した

362
00:34:14,385 --> 00:34:15,970
彼は破産し

363
00:34:17,346 --> 00:34:18,931
姿を消した

364
00:34:29,317 --> 00:34:30,735
途方に暮れたよ

365
00:34:36,407 --> 00:34:37,950
とにかく酒を飲んだ

366
00:34:42,330 --> 00:34:44,582
精神的に追い詰められてた

367
00:34:47,794 --> 00:34:52,673
注意を怠った自分に
腹が立ったよ

368
00:34:54,634 --> 00:34:56,636
俺は信用を失った

369
00:34:59,889 --> 00:35:03,851
この恐怖に打ち勝つためには

370
00:35:04,727 --> 00:35:08,231
最も嫌だったことを
するしかなかった

371
00:35:09,941 --> 00:35:13,611
それは
俺がレストラン経営について

372
00:35:13,694 --> 00:35:17,865
無知であるという事実を
受け入れることだった

373
00:35:29,710 --> 00:35:32,255
リッチ･メルマンに連絡した

374
00:35:32,338 --> 00:35:37,552
彼は成功を収めた
レストランの経営者だ

375
00:35:39,554 --> 00:35:42,807
一からビジネスを
学ぶ必要があった

376
00:35:46,644 --> 00:35:52,024
リッチはブカトに来ており
俺とは面識があった

377
00:35:53,151 --> 00:35:57,071
彼は言った
“エヴァン シカゴに来い”

378
00:35:57,155 --> 00:36:00,324
“君にできることを探そう”

379
00:36:06,372 --> 00:36:08,374
リッチは経営のプロだ

380
00:36:10,751 --> 00:36:12,086
彼と働いて―

381
00:36:12,170 --> 00:36:17,633
この商売の技術と科学を
俺は理解し始めた

382
00:36:18,217 --> 00:36:23,431
会計 保険
食材費 人件費 在庫などだ

383
00:36:23,514 --> 00:36:26,976
でも彼から学んだ
最も大事なことは

384
00:36:27,059 --> 00:36:29,061
人との接し方だ

385
00:36:29,645 --> 00:36:34,442
彼は人々を成長させ
価値を引き出していた

386
00:36:37,111 --> 00:36:42,658
シカゴで
自分でも知らなかった一面が

387
00:36:42,742 --> 00:36:44,493
目覚めていった

388
00:36:46,495 --> 00:36:49,624
リーダーに
必要な要素を学んだ

389
00:36:50,917 --> 00:36:54,253
俺はまだ終わってないと
思ったよ

390
00:37:06,265 --> 00:37:08,226
ある日 メールが来た

391
00:37:08,309 --> 00:37:12,647
〝ベニス〞
“アボット･キニーで
レストランを開くんだ”

392
00:37:12,730 --> 00:37:15,399
“興味があるなら
会わないか？”

393
00:37:15,483 --> 00:37:17,735
俺は“イエス”と答えた

394
00:37:17,818 --> 00:37:19,737
〝フィリックス〞

395
00:37:19,737 --> 00:37:24,450
〝フィリックス〞
ロサンゼルスで
俺は成功できると示せた店が

396
00:37:24,533 --> 00:37:26,410
フィリックスだ

397
00:37:29,080 --> 00:37:35,211
トルテッリーニなどを作る
新しいアプローチは

398
00:37:35,294 --> 00:37:40,508
絶対に必要な箇所だけを
封じることだ

399
00:37:42,385 --> 00:37:45,680
最初のステップは
チーム作りだった

400
00:37:47,348 --> 00:37:52,019
手の大きさが異なる
５人のパスタ職人でも

401
00:37:53,938 --> 00:37:57,942
同じ形のパスタを
作れる必要がある

402
00:37:59,318 --> 00:38:01,862
俺は教えるのが好きだった

403
00:38:02,363 --> 00:38:04,949
そして大成功した

404
00:38:08,369 --> 00:38:12,290
初めて行った時
エヴァン･ファンキがいた

405
00:38:12,999 --> 00:38:18,212
レストランのど真ん中の
ガラス張りのスペースにね

406
00:38:20,298 --> 00:38:24,385
ものすごい情熱で
パスタを作っていて

407
00:38:24,885 --> 00:38:26,095
驚いたよ

408
00:38:28,055 --> 00:38:30,516
次々と料理が出てきた

409
00:38:31,267 --> 00:38:36,147
パスタのおいしさに圧倒され
夢見心地だったよ

410
00:38:38,524 --> 00:38:40,860
当時 エスクァイア誌では

411
00:38:40,943 --> 00:38:44,113
最高のレストランのリストを
作成していた

412
00:38:44,739 --> 00:38:45,656
ここが１番だと思ったよ

413
00:38:45,656 --> 00:38:46,866
ここが１番だと思ったよ
エスクァイア
ベストレストラン

414
00:38:46,866 --> 00:38:47,825
エスクァイア
ベストレストラン

415
00:38:47,825 --> 00:38:48,868
エスクァイア
ベストレストラン
ベストレストランに
俺たちが選出された

416
00:38:48,868 --> 00:38:48,951
ベストレストランに
俺たちが選出された

417
00:38:48,951 --> 00:38:52,163
ベストレストランに
俺たちが選出された
第１位
フィリックス

418
00:38:52,246 --> 00:38:52,830
ジェームズ･
ビアード財団賞にも

419
00:38:52,830 --> 00:38:54,874
ジェームズ･
ビアード財団賞にも
ジェームズ･
ビアード財団賞

420
00:38:54,874 --> 00:38:54,957
ジェームズ･
ビアード財団賞

421
00:38:54,957 --> 00:38:57,209
ジェームズ･
ビアード財団賞
ノミネートされた

422
00:38:59,670 --> 00:39:02,631
フィリックスは
俺の集大成だった

423
00:39:03,215 --> 00:39:06,719
自分について学んできたこと

424
00:39:06,802 --> 00:39:10,639
本当にやりたかったことの
すべてだ

425
00:39:15,144 --> 00:39:15,978
そして―

426
00:39:17,772 --> 00:39:18,773
うまくいった

427
00:39:22,485 --> 00:39:23,319
〈こんばんは〉

428
00:39:23,402 --> 00:39:24,820
〈こんばんは！〉

429
00:39:24,904 --> 00:39:27,823
今日は金曜日だ
気分はどう？

430
00:39:27,907 --> 00:39:28,949
最高です

431
00:39:29,033 --> 00:39:29,909
素晴らしい

432
00:39:29,992 --> 00:39:34,538
ビバリーヒルズに
出店するオファーをもらった

433
00:39:35,706 --> 00:39:37,958
“好きにやっていい”

434
00:39:38,459 --> 00:39:42,421
“必要な物があれば
アーティストに作らせる”

435
00:39:45,257 --> 00:39:49,678
その頃 俺は
イタリアに通っていた

436
00:39:51,097 --> 00:39:52,640
パスタの形を

437
00:39:54,225 --> 00:39:56,977
俺に教えてくれる人を
探していた

438
00:40:03,818 --> 00:40:06,362
俺は彼女たちを
たたえたかった

439
00:40:09,115 --> 00:40:11,617
ファンキを開いた時

440
00:40:12,201 --> 00:40:15,287
パスタの形と
その起源をリストにした

441
00:40:17,123 --> 00:40:18,082
地域

442
00:40:19,792 --> 00:40:20,793
街

443
00:40:22,044 --> 00:40:23,754
教えてくれた女性

444
00:40:27,800 --> 00:40:31,887
手作りパスタの
真のヒーローは女性たちだ

445
00:40:33,556 --> 00:40:35,266
彼は彼女たちをたたえ

446
00:40:36,267 --> 00:40:40,563
その名前を
世に広めようとしている

447
00:40:40,646 --> 00:40:42,523
すごいことだよ

448
00:40:46,318 --> 00:40:49,071
彼女たちの歴史をたたえたい

449
00:40:50,823 --> 00:40:53,242
正当な評価を与えたいんだ

450
00:40:56,537 --> 00:40:59,874
彼女たちの物語は
ファンキで生き続ける

451
00:41:16,682 --> 00:41:18,642
トロフィエ･アル･
ペスト･ジェノベーゼ

452
00:41:18,726 --> 00:41:20,603
ソフィア　リグーリア州

453
00:41:28,027 --> 00:41:30,070
ブロードの
トルテッリーニ

454
00:41:30,154 --> 00:41:32,031
アレッサンドラ

455
00:41:39,330 --> 00:41:41,540
タリアテッレ･アル･
ラグー･ボロネーゼ

456
00:41:41,624 --> 00:41:43,417
アレッサンドラ
エミリア･ロマーニャ州

457
00:41:50,799 --> 00:41:52,801
バターとセージの
トルテラッチ

458
00:41:52,885 --> 00:41:54,720
アレッサンドラ
エミリア･ロマーニャ州

459
00:41:59,808 --> 00:42:01,894
オレキエッテ･サルシッチャ

460
00:42:01,977 --> 00:42:03,729
ヌンジア　プーリア州

461
00:42:11,153 --> 00:42:15,074
アニョロッティ･ダル･プリン
ジェンマ　ピエモンテ州

462
00:42:22,581 --> 00:42:26,585
メリンガータ
ウイキョウの砂糖漬け

463
00:42:49,733 --> 00:42:53,279
ラザニア･
ヴェルデ･ボロネーゼ

464
00:42:53,362 --> 00:42:56,073
アレッサンドラ
エミリア･ロマーニャ州

465
00:43:01,120 --> 00:43:07,960
“ラ･ヴェッキア･スクーラ･
ボロネーゼ”

466
00:43:13,173 --> 00:43:14,383
〈おはよう〉

467
00:43:17,761 --> 00:43:19,054
〈おかえり〉

468
00:43:22,141 --> 00:43:23,183
〈よく来たわ〉

469
00:43:25,269 --> 00:43:26,520
〈かわいい子ね〉

470
00:43:30,190 --> 00:43:34,862
〈彼が生地の伸ばし方を
見せてくれる〉

471
00:43:34,945 --> 00:43:36,989
〈同じようにやって〉

472
00:43:37,072 --> 00:43:40,534
〈生地を伸ばすのは
ダンスと同じだ〉

473
00:43:41,702 --> 00:43:43,746
〈大事なのは気持ちと〉

474
00:43:45,247 --> 00:43:46,373
〈エネルギー〉

475
00:43:47,416 --> 00:43:48,792
〈そして心だよね？〉

476
00:43:48,876 --> 00:43:49,960
〈人生よ〉

477
00:44:08,103 --> 00:44:10,522
パスタとは愛だ

478
00:44:13,400 --> 00:44:14,818
俺を導いてくれた

479
00:44:17,029 --> 00:44:21,492
大切なのは
この伝統を守り続けることだ

480
00:44:22,910 --> 00:44:27,039
何一つとして
途絶えてほしくない

481
00:44:38,634 --> 00:44:41,679
俺は巨大な車輪の
小さな歯車だが

482
00:44:42,805 --> 00:44:46,767
俺が作るパスタは
歴史の一部になる

483
00:44:49,228 --> 00:44:51,063
美しいことだよ

484
00:44:54,274 --> 00:44:55,734
俺の使命は―

485
00:44:57,778 --> 00:44:59,238
パスタを作ること

486
00:45:02,074 --> 00:45:03,409
パスタを―

487
00:45:06,620 --> 00:45:08,205
作り続ける

488
00:45:12,042 --> 00:45:14,128
グレイス･キム･
ファンキにささげる

489
00:47:19,378 --> 00:47:24,383
日本語字幕　識灘 あお

